だいぶ前に、SNSの「Twitter」が急遽「X」に変更されて物議を醸した。
個人的には「Twitter」のほうが、ロゴも含めて愛着があったようにも思える。
そもそも、投稿することを「ツイートする」と呼んでいた。
日本語では「つぶやく」と翻訳されているけれど、直訳すると「鳥のさえずり」になる。
一般の人が日常の出来事や、面白ネタを投稿しても「さえずり」。
アメリカ合衆国大統領が政治的に重要な発言を投稿したとしても「さえずり」。
「みなさん、怒っても無駄ですよ。これ全部、所詮、鳥のさえずりですから!」なんて、なかなか世界全体に対して皮肉を効かせている。
やはりジャック・ドーシーが考えたのか?
あるいは創業当時、そもそもここまで真剣な使い方が広まるとは思ってもいなかったのかもしれない。
なんだか、気負うことなく世界を軽やかに見渡しているようで、洒脱なセンスだと思っていた。